言い方ひとつ

心遣いのひとつで、感受性の強い人がほんの少し生きやすくなるのだと改めて感じた。

そんな出来事が、今日あった。正確には、「この場合って、こう言ってくれたら良かったのに」と感じるようなことがあったのだ。

 

大袈裟なことではない。人の仕事を代わりにやろうとして、「それは私の仕事で、あなたの仕事ではないからやらないで」と冷たく突き放されたということ。

確かに相談もせずにやったのはよくなかったのだろう。とはいえ誰か構わずやっている類の作業なんぞ、そこまで相談の必要はないと判断しての結果。かつ、やってはいけない分類のものでないし、自分の仕事の範疇でもある作業だ。

ともかく、何かしらの下心があったわけではなく、仕事を減らそうと思い善の心で行ったことを冷たく返されたら、それは、やる気すらガッツリ削ぎ落とされてしまうものだ。

ただ、相手の状況が掴めない状況だったので、そう言わざる状況であったとも言い切れない。自分に完全なる非があったともいえなくもない。解釈次第では、悪者は誰とでも設定できるが、あくまで自分個人の主観的な感想だ。まあ、それはひとつ置いておく。

 

言いたいことは、もし、冷めた言葉ではなく、「それは私の仕事だから私がやっておくよ」と、含む感情で負の読み方もできなくはないが、それでも、同じ意味でも、受ける印象が全く異なる。

 

ほんの少し、そんな気遣いをしてもらえていたら、今日という日はそこまでどんよりと曇りがかっていなかったのではないかと思う。

言葉一つで、誰が傷ついているかしれないものだ。自分も、こんな経験をしたからこそ、人に伝える言葉はしっかりと選択したい。