今日、ある1人の女学生に出会った。
誤解がないよう前もって念を押したいが、詳しく書けないためぼかしながらの記載となる。
進退に迷っていた。
恐らく、予期せず道を断たれてしまい、完全に困惑していた。真っ直ぐに続いているはずの道筋は崖下へと続いており、道が直るのを待つか、一度その崖下に降りるてその先へ進むことを選択するか。どちらかを選択しなければならない。そんな岐路にあったのだ。
人生100年時代というけど、心の底から悩む回数は、そうそうない(もちろん、楽天的、悲観的かでその回数は全く異なるが)。この経験こそが、今後の自分自身を成長させた良い経験だったのだと、そう楽観的に捉えて欲しいと思った。
自分がこの学生にしてあげられることは、ほとんどなかった。なんとかしてあげたいと、そう思っても、使い慣れない励ましの言葉を、まるでいい慣れているかのように矢継ぎ早に言うほかなかった。
そんなことしかできないと、不甲斐なさを感じたのは、俺の方なのかもしれない。成長しているのは、させられたのは自分の方かもしれない。
辛い経験というのは、可能なら感じない方がいいと思う。もちろん、そんな経験をしなくとも相応の成長をするという前提条件の元での思いだ。
こんな思いをしなくて済むように、思ったとしてもそれを軽減できるように。
行動原理となっていく。少しでもそんな人を減らせるように。
俺の挑戦はこれからも続いていく。