何度こうしたいと思つたことか

人間は、過ちを繰り返す生き物である。

自分の行いを振り返るたびに当たり前のフレーズが脳裏に再登場する。

 

毎週毎週、あれやりたい、これやりたいと素案は湧き水の如く無限大に溢れてくるのだが、いかんようにも、それ通りに行動できた試しがない。理想としては、朝7時に起きて、程よく朝食を食べて(もちろん準備も込みで)、9時には家を発って、ランチもとりながら様々な場所を巡り、前もって予約しておいた店でディナーまでいただき、岐路に着く・・・

とかまあ、夢物語だ。

できても年に一回ほど、それは重要な1日くらい。

 

ただ、毎週それを夢想するのだ。でも、理想通りに体は動かない。自らの怠惰に足腰の自由を奪われるのだ。週末の晩には夜更かしをし、それゆえ翌日(もちろん土曜)には昼前に起床することになり、それが毎週のことだから。

 

まさに怠惰。怠慢な生活を送っていると言われても反論の余地はないような生活を送っている。

 

生活リズムがその時の環境によるともいえなくもない。多忙を極めていた時は、住処の周辺に大きなスーパーなどがなかったから、車で遠出、そのついでに色々なところへ立ち寄ることもあった。

今の環境はそれと異なり、近場にあらかた揃っているから、遠出が不要になって、だからこそ近場で済ませてしまおうという考えになってしまうとも思われる。

ただ、それを言い換えるならば、元からあって、隠れていた怠惰な性格が露わになったとも言えるのかもしれないが・・・

 

ともかく、人生は短い。めんどくさがらずに、物珍しいもの頼りに、色々なところへ足を運んでみたい。必ず、今しか感じられないような世界があちこちに散らばっているから。

そう奮い立たせて重い腰を上げてみたいと思う。