人生に求めること

人によって様々だ。

 

金、平和、幸せ、平穏ーーー

 

自分も、「普通の人生」をと、楽しい生活を送りたいと、そう思っていた。正確には、そうなることが“普通“の人の生き方で、勝手にそうなるものと漠然と考えていた。

 

まあ、繊細すぎる性格のせいで、必然的に子供の時からそう願望として抱いていたことも理由の一つだ。辛い、辛いと感じていたからこそ、普通の大人になりたいと思った。そういう話だ。

兎にも角にも、その人の性格、性質により求めることは大きく異なる。正確には、“寄り添いたいもの“がと言うことだろうか。

生きる希望とも言えるか。求めるものがあるからこそ、その理想に近づくために努力もするし、少しくらい汚いこともする。誰しもに守りたい城があって、外からガリガリと削られても、内から頑張って守っている。その希望を手中にできる人はわずかなのだろうが、自分もそれを享受できない側の人間なのかもしれないけど、それでもいい。

 

普通の人生を求めることもまた、普通の人生なのだと。

 

多分そういうことなんだと思う。だからこそ、その感覚をしっかり抱いて、“普通の人生”を送りたいと願うのだ。